赤ちゃんに歩行器はよくないの?根拠はある?販売禁止されている国も

赤ちゃんの成長をサポートするアイテムとして歩行器は便利に思えますが、実は健康や安全面で懸念があります。近年は「B型ベビーカー」と同様に、使用によるリスクが指摘され、販売を禁止している国も存在します。
そこで本記事では赤ちゃんに歩行器はよくないのか?その根拠や販売禁止されている国を調査しました。
目次
赤ちゃんに歩行器はよくないってほんと?
赤ちゃんに歩行器を使わせることは、便利そうに見えてもあまり推奨されません。歩行器に乗ることで一時的に移動が楽になる反面、赤ちゃん自身の体の発達やバランス感覚の成長には、自然なハイハイやつかまり立ちの方が効果的です。
また、歩行器を使う時間が長いと、赤ちゃんが周囲の環境を自分で観察したり学んだりする機会も減ってしまいます。そのため、日常生活での移動や遊びは、歩行器に頼らず見守りながら安全に行うことが大切です。
成長を支える環境づくりを意識しましょう。
赤ちゃんに歩行器がよくないと言われる根拠は?
赤ちゃんに歩行器がよくないと言われる理由には、発達の遅れや事故のリスクなどがあります。ここでは、具体的な根拠を詳しく解説します。
発達に悪影響を与える可能性
歩行器は赤ちゃんの歩行やバランス感覚の自然な発達を妨げる可能性があります。歩行器に頼ると、赤ちゃんが自力で立ったり歩いたりする機会が減り、脚や体幹の筋力を十分に使えません。
その結果、歩き始めの時期が遅れることや、体のバランス感覚が未熟なままになることもあります。発達段階に応じた運動は、安全で健康的な成長のために重要であり、赤ちゃん自身が体を動かす経験を積むことが欠かせません。
日常生活の中で自由に動き回る時間を確保することが、健やかな発達に繋がります。
転倒や事故のリスクが高まる
歩行器を使用すると、赤ちゃんは予想以上の速さで移動できるため、転倒や衝突などの事故が起きやすくなります。特に階段や段差、家具の角など、家庭内の危険箇所に簡単に近づいてしまうこともあるでしょう。
小さなケガで済む場合もありますが、頭部や手足を強く打つ事故が報告されており、安全面での懸念が大きいです。保護者が目を離した一瞬が事故に繋がる点も問題とされています。さらに、歩行器によって行動範囲が広がることで、想定しない場所で事故が起こる可能性も高まり、家庭内の安全対策だけでは防ぎ切れないケースもあるでしょう。
安全な環境での使用が難しい
赤ちゃんが歩行器で自由に動けるようになると、家庭内の安全管理が非常に重要になります。コンセントや電気コード、火元、鋭利な家具など、ちょっとした注意不足でも大きな事故に繋がる可能性があります。
歩行器は便利ですが、周囲の環境を完全に安全に保つことは難しく、常に目を離せない状況になることが多いです。結果的に、保護者の負担が増えてしまうケースも少なくありません。
そのため、安心して使える環境を整えるには限界があり、精神的なストレスを感じる保護者も増える傾向にあります。
自然な運動機会が減る
歩行器を使うと赤ちゃんの自発的な運動の機会が減り、ハイハイやつかまり立ちの経験が制限されます。これらの動作は、筋力やバランス感覚を育てるだけでなく、探索や感覚刺激を通じた脳の発達にも繋がるのです。
歩行器に頼ることで、運動能力や認知発達のチャンスが少なくなり、成長過程における学習機会を逃す可能性があるでしょう。日々の遊びの中で自然に体を動かすことが大切です。床での自由な動きと親の関わり方を増やすことで、心身の発達をよりバランスよく促すことができます。
歩行器の販売が禁止されている国は?
歩行器は便利な育児用品として知られていますが、安全面の問題から販売を禁止している国もあります。ここでは、歩行器が規制・禁止されている国やその背景について紹介します。
カナダ
カナダでは1999年に乳幼児用歩行器の販売・輸入・広告が全面的に禁止されました。背景には、階段からの転落や転倒による重傷事故が祟宇したことが挙げられます。特に頭部外傷の報告が問題視され、注意喚起や安全基準の強化では事故を防げないと判断されました。
現在も家庭内での使用は推奨されておらず、違反した場合は罰則が科される厳しい対応が取られています。安全を最優先する国の姿勢が明確に表れており、赤ちゃんの安全確保を最重視する教育や啓発活動も行われています。
アメリカ
アメリカでは歩行器の販売自体は完全には禁止されていませんが、消費者製品安全委員会(CPSC)が厳しい安全基準を設けています。過去に多くの事故が報告されたことから、階段への侵入を防ぐ構造などが義務付けられました。
また、小児科医団体は使用中止を強く勧告しており、実質的には使用を控える流れが広がっています。保護者への啓発活動も積極的に行われているようです。
イギリス
イギリスでは歩行器の販売は認められているものの、安全性に関する規制や注意喚起が徹底されています。政府機関や医療団体は、発達への影響や事故リスクを理由に使用を推奨していません。
保護者向けのガイドラインでも、歩行器に頼らず自然な運動発達を促す育児が望ましいとされています。医療現場からの情報発信も重視されているようです。さらに、地域の子育て支援施設や保健師による指導も積極的に行われ、家庭での安全対策や赤ちゃんの運動機会の確保について、具体的なアドバイスが提供されています。
その他の国々
オーストラリアやニュージーランド、ヨーロッパの一部の国々でも、歩行器の危険性を指摘する声が高まっています。全面禁止には至っていない国でも、安全基準の強化や使用に対する警告表示が義務付けられているとのこと。
このように、世界的に見ても、歩行器は安全性の面から慎重に扱うべき育児用品と認識され、使用を見直す動きが広がっています。さらに、多くの国で保護者向けに安全教育や事故防止の啓発活動が行われ、実際の過程での使用法についての情報提供も強化されています。
最後に
赤ちゃんの歩行器は便利に感じる一方で、発達や安全面に不安が指摘され、海外では販売を禁止している国もあります。大切なのは、正しい知識をもとに赤ちゃんの成長段階に合った選択をすること。
家庭環境や育児方針に合わせ、安全で安心できる育児を心がけましょう。




