アスコット競馬場は、イギリスのウィンザーに位置し、世界的に有名な競馬の開催地です。そこでは、単なる競馬レースを楽しむだけではなく、その華やかな雰囲気や格式も魅力の一つです。近年では、海外競馬ブックメーカーを通じて世界中のファンから子育て中の専業主婦まで競馬レースの賭けを楽しめる時代ですが、「アスコット競馬祭（Royal Ascot）」として知られるイベントは、世界の競馬の中でも最も有名で権威ある競馬イベントの一つで、英国王室の関与や厳格なドレスコードなど、他の競馬イベントとは一線を画しています。
本記事では、アスコット競馬場のドレスコードや、英国王室主催の祭典を詳しく紹介します。
目次
アスコット競馬場のドレスコード
アスコット競馬場で特に注目されるのは、その厳格なドレスコードです。特に「ロイヤル・アスコット」期間中は、ドレスコードが非常に厳格で、来場者はフォーマルな服装が求められます。エリアごとに異なるルールがあるので、以下の内容を参考にしてください。
クイーンアンエンクロージャー
女性は日中用のフォーマルな服装が基本で、ストラップレスやシースルー状のトップス、オフショルダーやワンショルダーのドレス、ウエストを露出するスタイルは禁止されており、帽子またはヘアピース、髪飾りの着用が必須です。また、パンツスーツはフルレングス、ジャンプスーツは膝下より長い丈でなければなりません。男性は、襟付きシャツとネクタイを着用したフルレングスのスーツが求められ、ジャケットとパンツは色とパターンが一致している必要があります。ネクタイは常に着用し、蝶ネクタイやクラヴァットはNG、靴下も足首まで覆うことが必須で、ジーンズ、チノパン、スポーツウェアはNGです。
ビレッジエンクロージャー
女性は日中用のフォーマルスタイルが基本で、ストラップレスやシースルー状のストラップ、オフショルダーやワンショルダーのドレス、お腹（ウエスト）を出すスタイルはNGで、帽子またはヘアピース、髪飾りの着用が必須です。また、パンツスーツはフルレングス、ジャンプスーツは膝下より長い丈でなければなりません。男性は襟付きシャツとネクタイを着用したフルレングスのスーツが必要で、ジャケットとパンツは色とパターンが一致し、ネクタイは常に着用、靴下は必須で足首まで覆う必要があり、ジーンズ、チノパン、スポーツウェアはNGです。
ウィンザーエンクロージャー
こちらではフォーマルではなく、スマートカジュアルなスタイルが推奨されます。女性は帽子やヘアピースの着用が推奨され、男性はジャケット、襟付きシャツ、フルレングスのパンツが望ましいとされています。過度に派手なドレスやブランドロゴが目立つ服、ウエスト露出のスタイルはNGです。
英国王室主催の祭典
英国王室が主催する祭典は、王室の伝統や文化を祝う重要なイベントが数多くありますが、代表的な祭典には以下のようなものがあります。
ロイヤル・アスコット（Royal Ascot）
ロイヤル・アスコットは1711年に始まり、約300年以上の歴史を誇る伝統的な競馬大会で、王室が出席することで有名です。この祭典は、競馬だけでなく、豪華なファッションや社交の場としても注目されており、特にドレスコードの厳しさが話題になります。また、競馬を楽しむだけでなく、社交の場としても知られています。競馬の合間に行われるパーティーやビジネス交流の機会も多く、上流階級や有名人、セレブリティが集まります。
ロイヤル・ウィンザー・ホースショー（Royal Windsor Horse Show）
英国王室が主催するロイヤル・ウィンザー・ホースショーは、馬術競技、ドレッサージュ（馬場馬術）、ショージャンピング（障害飛越）などの多彩な競技が行われる、世界的に有名な伝統的な馬術イベントで、1943年に初めて開催され、以来毎年開催されています。また、特定の馬の品種を展示するエキシビションや、パレード、さらには馬車競技など、さまざまなアクティビティも実施されます。競技だけでなく、馬術の技術や美しさを堪能できるイベントです。
最後に
アスコット競馬場は、ただの競馬場ではなく、英国王室の伝統や格式を感じさせる特別な場所です。ロイヤル・アスコットの開催期間中は、厳格なドレスコードが守られ、来場者はそれぞれが美しいフォーマルな服装を身に着け、競馬を楽しみます。また、王室や著名人たちが集まるこの祭典は、ファッション、競馬、社交の融合として、世界中の注目を集め続けています。最近は子供がいる専業主婦達も海外競馬を楽しめる時代になりました。オンラインプラットフォームの発達により、家事や育児の合間に自宅でロイヤル・アスコットのような世界的な競馬イベントを観戦し、忙しい日常の中でもでも非日常的な体験を楽しめ、競馬が新たな趣味としても注目を集めています。
