大麻取締法違反で逮捕・起訴された、伊勢谷友介被告(44)が、2020年9月30日に保釈されると決定しました。
保釈金は500万円とのこと。
芸能人や有名人の逮捕のニュースがあると、数日後に【保釈金】を納付すると保釈されますよね。
「お金があれば出てこられるんだ・・・」と、この制度には納得できない方も多いかと思います。
そんな保釈金ですが、実は保釈後、返ってくるらしいんです!!
「え?そーなの?!」
と、一般庶民は思ってしまいますよね!
この記事では、【保釈金】について、なぜ返ってくるのか、保釈金を借りることもできるらしいので、それらについて調べてみたいと思います。
Contents
保釈金とは
よくニュースなどで、
「被告人が保釈金300万円を支払って保釈された」
などの報道を目にするかと思います。
お金を払えば悪いことをしても釈放されるのか
と思いがちですが、そうではなく条件などもあるようです。
保釈の申請を裁判所に行い、裁判所が保釈を認めた後に、保釈金額も決定します。
その金額を裁判所に納めると、保釈されます。
保釈の条件
裁判所からの条件を守らなければ、保釈は許可されません。
証拠隠滅や逃亡、裁判に必ず出席するなどの条件です。
なぜ、保釈金という制度があるのか、それは保釈時の条件を違反させないために保釈金を納付させ、人質にとっておくというような意味があります。
この条件に違反した場合には保釈は取り消されてしまい、再び身柄拘束を受けてしまいます。また、後に全額返ってくる保釈金も没収されてしまいます。
なので、保釈金は「人質」のような物ですね。
保釈金は後で返ってくる
基本的に保釈金は、返ってきます。
「多額の保釈金で裁判所は儲かっている」
と思ってしまいがちですが、それは無いようです。
被告人が保釈後、逃亡をしたり、証拠隠滅などの行為をせず、無事に裁判が終了すると、保釈金は全額返ってくるんです。
返還方法の多くは、担当弁護人に振り込まれるそうです。
保釈金が返ってこないこともある
次の場合、保釈金が返ってこないこともあります。
・被告人が裁判に出頭しない
・被告人の逃亡・逃亡の疑いがあるとき
・証拠隠滅・証拠隠滅の疑いがあるとき
保釈時に課せられた約束を守らなければ、保釈金は没収されます。
保釈金の相場
保釈金の相場は150~300万円が多いらしいですが、事件の大きさ、経済力の有無などによっても変わってくるそうです。
事件が大きければ、それだけ判決が下されるまでも時間がかかります。
そのため、途中で逃亡しないかや、証拠隠滅などを行わないように保釈金額も大きくなります。
約束を破らなければ保釈金は返ってきますので、違反をしないようにするためです。
また、経済力がある被告人だと300万くらいなら痛くも痒くもない場合があるため、保釈金はかなり高額になります。
その被告人にとって、没収されたら困る金額が、保釈金に設定されます。
伊勢谷友介は保釈金500万円納付で保釈!
大麻取締法違反の罪で9月29日に起訴された俳優の伊勢谷友介被告(44)に対し、東京地裁は、保釈保証金500万円で保釈を認める決定をしました。
起訴にあたり、伊勢谷友介容疑者は直筆の謝罪文を発表しました。
伊勢谷友介直筆謝罪文全文
画像引用:Twitterより
謝罪文を発表しましたが、入手ルートなどの肝心な情報は黙秘しているそうです。
本当に反省しているのでしょうか。。。
芸能人の保釈金額まとめ
他の芸能人が過去に薬物違法によって、逮捕~保釈された際の保釈金をまとめてみました。
小向美奈子 | 200万円 |
田口淳之介・小嶺麗奈 | 各300万円 |
槇原敬之 | 300万円 |
ピエール瀧 | 400万円 |
沢尻エリカ | 500万円 |
清原和博 | 500万円 |
高知東生 | 500万円 |
酒井法子 | 500万円 |
ASKA | 700万円 |
ASKAさんの700万円に対し、槇原敬之さんの300万円というのが驚きです。
にしても、芸能人はさすがお金を持っているんだなーという印象ですよね。
ですがこの保釈金、払えない場合の対処法もあったんです!
保釈金を立て替えてくれる制度がある
保釈金の納付は、分割などは出来ず、満額を一括で納めなければなりません。
ですがその、保釈金を用意できないという時に、立て替えてくれる制度があるんです。
それが「日本保釈支援協会」という機関の制度です。
日本保釈支援協会
・立て替える金額は500万円まで
・立替は2か月単位。2か月を超えた場合には、2か月更新
・2か月ごとに、立替額50万円につき、1万2500円の手数料がかかる
メリットは、手元にすぐお金が用意できない場合にも、保釈金を納めることができます。
また、銀行よりも審査が緩く、通りやすいという事です。
またデメリットもあり、
・必ず本人以外の家族が申込みをしなければならない
・保釈金が没収された場合には、その申込みをした家族が保釈金を返済する義務を負う
・手数料がやや高く、2か月以上保釈が続き事件では負担が大きい
という点に気を付けなければなりません。
この制度は被告人本人は申し込めないので、それを引き受けてくれる家族がいるかどうかですね。
まとめ
保釈金についてまとめてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。