生まれて初めて、親と離れて数時間を過ごす幼稚園に入園をする3~4歳児。ついこの間まで母乳を飲んで、オムツを履いていたのに、バイバイなんて出来るのかしら?と心配されるママさんも多いと思います。
そして、入園直後の4月によくある光景、朝のお見送り時に
大泣きをしてママと離れたくない我が子と、
なだめながら心を痛めながら我が子と離れようと頑張る母と、
暴れる子を必死に抱きかかえる先生・・・
そして、泣かない子供とその母たちの、あらあらという目(笑)
私も二人の娘を入園させましたが、上の子は、ギャン泣きタイプ、下の子は泣かずに行けたタイプでした。
姉妹でも全く違いました^^;
そんな長女の入園前のプレ教室~入園後までの体験談を書いて行こうと思います。
今不安に思っていたり、何でうちの子だけ泣くんだろう?と思っているママの気持ちが少しでも楽になればと思います!
Contents
娘の体験談 ~入園前のプレ教室~
私の娘はとっても内気なタイプで、赤ちゃんの頃から私から離れられない子でした。保育園なら、早くて生後3ヶ月から預けられるようですが、娘はずっと私と過ごしていました。
なので、少しでも母子分離に慣れさせたいと思い、入園の一年前から入園予定の幼稚園のプレ教室に通わせました。
プレ教室は、先生二人、子供が10人程の人数で90分間完全に母子分離で行われました。
そして初日に教室に送った際、娘はすでに不安そう・・・
お別れ時に私と離れるとわかった途端、泣き出しました。

私も離れることが初めてだったので、可愛そうな気持ちもありましたが、先生に、
《お子さんが泣いてしまっても、お母さんは後ろ髪引かれず、すぐに離れて見えないところに行ってください》
と言われていたので、泣く娘を背に帰りました。
そのスタートの時点で泣いていたのはうちの子供だけで、泣くとは思っていましたが、どうしてうちの子だけあんなに泣いちゃうんだろう?と、少し落ち込んだりしました。
そして、お迎えのとき。楽しみもあり、不安もあり・・・
笑顔で帰ってくる娘!!
あれ?と思い、先生にお話を聞いたら、
「始まって少ししたら泣き止んで、みんなと遊べていました」
と言われ、とてもホッとしたのを覚えています。
先生は明らかに母たちより若いのですが、その点はプロですよね。お母さんが見えるから甘えて泣くことをとても良くわかっているので、早く帰ってくださいと言っていたのです。
そして、一週間後の2回目。
初日は初めての場所で、よく分かっていなかった娘ですが、2回目になると、園の入り口で、不安そうになっていました・・・。
そして、またあそこに行く事実が理解できると、園に入る時に泣き出しました。
私は「あ~、やっぱりダメか・・・」と思いましたが、一緒に行っていたお友達もいたので、何とか入っていき、泣いている娘を先生に託しました。
そして、帰る頃には元気な姿・・・^^;
そのまた一週間後の3回目は、更に手前の、幼稚園に近づいてきた辺りから不安そうになり、イヤだイヤだと言い始めました。(まだ2歳だった娘が、察知する能力があることに驚きました)

そして、ついに4回目のプレ教室で変化が起きたのです!
幼稚園に向かう途中も、門に着いても、先生に引き渡す時も、泣かなかったのです!!
頑張ってよかったと思えた瞬間でした。
きっと数回通ってみて、娘も嫌な場所じゃないということが分かったんですね。
それから、ゴールデンウィークを超えても、夏休みを超えても泣くことはなく、楽しくプレ教室に通うことが出来ました!

ちなみに、初めの頃泣かなかったのに、4回目から離れる時に半べそかく子が居たり、家の娘とは違うパターンの子も居ました。
娘の体験談 ~幼稚園入園~
そして本格的に幼稚園生活がスタートしました!
プレ教室には通っていたものの、登園は幼稚園バスに乗って行くので、私と別れるのはバス停でした。
プレのときとは違う点
①別れる場所がバス停
②バス停には年中、年長さんもいて、15人以上はいる
③プレは私服。幼稚園は制服
④バスに乗ってくる先生が知らない先生ばかり
と、プレに通っていたのですが、入園後は全く流れが違うので、案の定、不安そうな娘。。。
ですが、初日はバスに乗ること自体が初めてだったので、流れるままに乗っていきました。
それでホッとした私でしたが、二日目からやってきました・・・
バスに乗るとき、泣き出しましたー(涙)
そしてその泣きは、2週間ほど続きました。
救いだったこと
同じバス停に年少組の子は8人ほどいましたが、我が娘だけが泣いていました。
そのほどんどの子が同じくプレ教室に通っていたので、なおさらどうしてうちの子だけ泣いてしまうんだろう?と、本気で落ち込みました。
そんなとき、励ましてくれたのは、先輩ママさんたちでした。
年長さんのママさんから、
「うちの子も入園時は毎朝泣いていたよー」や、
「絶対泣き止む日が来るから大丈夫よ!」
と言ってもらえ、あんなに元気に通ってるのに泣いていたなんて!と今では想像出来ない子の入園時の話を聞いて、きっとうちの娘もそんな日が来る!と信じることが出来ました。
娘が克服した方法! ~ご褒美作戦~
うちの娘の場合、幸い家で行きたくない!とか、制服を着ることさえ困難ということはありませんでした。とりあえず、時間にバス停には行ってくれました。
でも、別れる時になると泣き出す・・・というパターン。
先生に、いつ頃泣き止んでいるのか聞いてみると、バス停を出て、数分後には泣き止んでいるとのこと^^
園でも泣くことはなく、普通に過ごせているので良かったのですが、朝のあの儀式は、母としては辛いものがありました。
そこで、あまりオススメとは言えませんが、最終手段のご褒美作戦を決行してみました。
ご褒美は、「10回泣かずにバイバイ出来たら、大好きなプリキュアショーに行こう!」とういうものでした^^
その約束をしたら、翌日から頑張って泣かずに行くようになったのです!

「そんなこと?!」と思ってしまうと思いますが、うちの娘には効いたようで、10回続けて泣かずに行けたんです(笑)
そして、ご褒美のプリキュアショーも行き、その後も泣くことなく登園することが出来るようになりました!(先にチケットを買ってあったので、こっちは必死でした)
おすすめしないこと
ご褒美作戦が成功した私ですが、しょっちゅうご褒美作戦をしているわけではありません。
子供が泣くからと言って、お母さんがやってしまうと逆効果なこともあります。
バスが嫌だからと、バスをやめて園まで送る
子供が、「ママと一緒に幼稚園行きたい」などと言われ、直接送れば泣かずに行けるなら・・・と子供の要望に応えようとするお母さんもいると思いますが、これを聞いてあげると、なかなかバスに慣れません。
うちの園の先生に「どんなに泣いても、取り合えずバス停に連れてきてください。着替えが嫌ならパジャマでもいいです」などと言われたことがありました^^;
実際、パジャマ姿で制服を持たせて、暴れながら乗せられていく光景を見たこともありました。
辛いし、自分の子供だけ泣いていて周りにも申し訳ない気持ちが出てきたりすると思いますが、そこは心を鬼にして、乗り越えましょう!絶対に泣かない日がやってきます!
周りと比べすぎる
育児をしていると、どうしても周りの子と自分の子を比べてしまいがちですが、それは本当に無駄なことだと思います。
月齢が違うだけでもこの頃は大きな差があります。
泣く子は繊細なんだと、いい意味で我が子を見てあげると、私は少し気持ちが楽になりました!
数年経ち思うこと
このブログを書いていて当時を思い出し、懐かしいなと思うのと、「絶対にずっと泣いている子は居ない」という先輩ママさんたちの言葉が本当だったなと思えます。
よく、母子分離で泣く子は愛情不足だとか言う人もいますが、私は、お子さんがお母さん大好きで、不安を全身で表現して泣いているんだと思います。
もし、慣れてきた頃に突然登園を嫌がったりしたら、身の回りの変化がなかったか、幼稚園で嫌なことがなかったか、お子さんに寄り添ってみて欲しいです。
幼稚園が楽しい場所ということを、お母さんは伝えてあげ、頑張って帰ってきたら、たくさん抱きしめてあげて欲しいです。

そして、お子さんが幼稚園の話をしてきたら、(周りからやたら聞きすぎない!)たくさん聞いてあげてください。そうして、子供は安心して通えるようになっていきます。
そんな娘も今は小学生になって、とても楽しそうに登校し、一人でお遣いに行けるようになったりしています^^

最後までご覧いただき、ありがとうございました!