0歳の赤ちゃんと向き合っていると、「いま何をしてあげたら、この子にとって一番いいのかな」と考える瞬間がたくさんあるでしょう。おもちゃにするか、知育グッズにするか、悩み始めるとキリがないですよね。そんなとき、手軽に取り入れられて、親子の時間も増やせるのが絵本です。ここでは、0歳からの絵本との付き合い方を、やさしく整理していきますね。

0歳に絵本は早すぎる?

「まだ言葉も分からないのに、絵本って意味あるの?」と思う方も多いのではないでしょうか。実は、0歳からの絵本の読み聞かせが赤ちゃんの発達に良い影響を与えるという研究結果が、海外でも報告されています。
アイルランドの大規模調査では、0歳のときに読み聞かせをされていた赤ちゃんは、問題解決力やコミュニケーション能力の指標が高かったとされていますよ。

絵本は本当に「頭が良くなる」の?

「頭が良くなる」と聞くと少し大げさに感じるかもしれませんが、読み聞かせの頻度が高いほど、子どもの発達全般が良好というデータがあります。
東北大学などの研究では、絵本の読み聞かせが多い家庭ほど、3歳時点でコミュニケーションや問題解決、運動や社会性など5つの発達領域のスコアが高かったと報告されています。

0歳への読み聞かせの主な効果

「賢くなってほしい」とつい力が入ってしまいそうになりますが、一番大切なのは親子が安心して過ごす時間という気持ちで絵本を読んであげると、お互いに穏やかな時間が過ごせますよね。

では赤ちゃんへの読み聞かせには、どのような良い効果があるのでしょうか。

言葉に興味を持つようになる

ゆったりしたテンポで、抑揚のある声で読んでもらうことで、赤ちゃんはやさしい言葉を何度も耳にし、言葉への興味や基礎が育ちます。日本語だけでなく、違う言語も聞かせてあげるとより刺激されるかもしれませんね。

人とかかわることが好きになる

読み聞かせのリズムや抑揚を赤ちゃんは音楽のように心地よく感じ、「もっと聞きたい」という経験を通して、人から語りかけられる心地よさ=人とかかわること自体が好きになっていく、とされています。

親子で楽しさを共有できる

絵本を一緒に読むことで、親子が同じ世界を共有し、楽しさや思いを通わせる時間が生まれ、その結果として親子の絆が深まるとも言われています。0歳だと何を感じているかわからずに、どのように接したら良いか悩むこともありますよね。でも時間を共有しているこの時間こそが、赤ちゃんにとってとても大切なんですね。

読み聞かせのコツは?

共働きやひとり親家庭、介護をしながら育児に向きうなど、ライフスタイルによって読み聞かせする事や継続する事が難しいケースもあるかもしれません。しかしこれから紹介する読み聞かせのコツを読むと、気負いせずに始められるので早速見てみましょう。

読み聞かせのコツ① 時間や回数はゆるく

0歳に「毎日○冊読まなきゃ」と決めると、親の方が疲れてしまいますよね。ある研究でも頻度が多いほど発達に良い傾向があるとされているものの、完璧を目指す必要はありません。
赤ちゃんが機嫌のいいタイミングで、1日に数分でも「一緒に絵本を開く時間」があれば十分だと考えて、ゆるく続けていく方が続きやすいでしょう。

読み聞かせのコツ② 読み方はていねい過ぎなくてOK

プロのように上手に読もうとしなくても大丈夫ですよね。ママ・パパが自然とゆったりしたテンポで、抑揚をつけて読むだけで、赤ちゃんは心地よく感じると説明されています。
声の高低やリズム、間の取り方などを、完璧でなくても「親の声」で届けることに意味があると考えると、気持ちが楽になるでしょう。

読み聞かせのコツ③ 赤ちゃんの反応に合わせる

0歳のうちは、ページをめくってすぐ閉じてしまったり、なめたり、ビリっとやぶいてしまうこともありますよね。そのため0〜2歳の絵本は、興味が続く範囲で楽しめばOKと軽い気持ちでいるといいでしょう。
じっと聞いていないからといって効果がないわけではなく、「めくる」「さわる」も立派な絵本体験と捉えてみてくださいね。

0歳向け絵本を選ぶときのポイント

0歳向け絵本の選び方としては「コントラストの強い色」「くり返しのリズム」「シンプルなストーリー」が推奨されています。
布絵本や音の出る絵本など、五感を刺激するタイプも人気ですが、まずは親が読みやすく、何度でも読んであげたいと思えるものを選ぶのがいちばん続きやすいでしょう。

おすすめ絵本3選

おすすめの絵本はやっぱり動物や乗りもの、顔が大きく描かれた絵本、しかけをめくるタイプです。0歳の赤ちゃんが思わずじっと見つめることが多いと言われていますよ。そこで定番ですが、おすすめの絵本を紹介します。

1. いないいないばあ(松谷みよ子)

ロングセラーの赤ちゃん絵本で、「0歳児向け人気ランキング」でも1位に挙げられるほど定番の1冊です。
ページをめくると動物たちが「いないいない…ばあ!」と顔を見せるシンプルな構成で、0歳でも楽しみやすく「絵本の王様」と紹介されることもありますよ。

2. じゃあじゃあびりびり(まついのりこ)

出典元:【現役保育士】絵本の遊び場

水の音「じゃあじゃあ」、紙が破れる「びりびり」など、擬音語がリズムよく続く絵本です。
カラフルでハッキリした絵と短いフレーズのくり返しが特徴で、0歳の赤ちゃんが音と色を一緒に楽しめる1冊としておすすめされています。

3. がたん ごとん がたん ごとん(安西水丸)

黒い汽車が「がたん ごとん」と走りながら、ミルクやりんごなどを「おのせください」と乗せていく、リズム感のある絵本です。
単純なくり返しの文章と分かりやすい絵で、ねんね期からでも読みやすく、寝る前の読み聞かせにもよく選ばれていますよ。

絵本時間は親にも効果的!

同じ研究では、読み聞かせの頻度が高い家庭ほど、親子ともにスクリーンタイム(スマホやテレビを見る時間)が短い傾向があったとされています。
一度に大きく変えなくても、寝る前の数分だけスマホを置いて、絵本を1冊読む時間にあててみると、親子ともに気分転換になって良いリズムが生まれるかもしれませんね。

まとめ

0歳での絵本は、「頭を良くするトレーニング」というより、親子がリラックスして心を通わせる時間と考えると、ずっと気持ちが楽になるでしょう。絵本は言葉だけでなく、社会性や全体的な発達にも良い影響をもたらす可能性が示されています。
毎日でなくても、途中で終わっても、少しの時間でもかまいません。「一緒にページをめくった時間」は、確実に赤ちゃんの中に残っていくはずですよね。

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