2023年「第99回箱根駅伝」で駒沢大学が2年振り8度目の優勝を果たしました!
駒澤大学の駅伝(陸上部)の監督と言えば、大八木弘明監督ですよね。
選手の後を走る監督車からの「男だろ」の名文句が話題となりました。
そんな大八木監督ですが、パワハラ騒動が過去にあったようなのですが、どんな内容なのか気になりますね。
また、2023年3月には駒澤大学の監督を引退するとも表明しています。
大八木監督の引退はパワハラ騒動に関係しているのでしょうか。
今回は、
- 駒沢大学駅伝「大八木監督」のパワハラ騒動とは?
- 駒沢大学駅伝「大八木監督」3月に引退との関係は?
について調べてみたいと思います。
目次
駒沢大学駅伝「大八木監督」のパワハラ騒動とは?
駒澤大学の大八木監督のパワハラ騒動の発端は、2018年11月の週刊朝日による報道でした。
まず結論から申し上げますが、『大八木監督がパワハラ行為を行ったわけではありません』。
当時、駒澤大学で内紛が勃発していたのです。
その内容をまとめてみます。
大八木監督が「辞職勧告」を受ける
大八木監督は駅伝を始め駒澤大学の陸上部を率いる名将でした。
そんな大八木監督が、長谷部八朗学長や駒澤大学OBの中畑清さんらに「辞職勧告」を受け、このことについて大八木監督側が『パワハラを受けた』と大学内部監査室に告発をしたのです。
大八木監督が「辞職勧告」を受けた経緯
「辞職勧告」は2018年7月10日に、東京都のホルモン焼き店に、大八木監督、長谷部学長、中畑清さん、陸上部を支援している会社社長、学生部職員の総勢5人が集まったそうです。
そこで支援をしている会社社長がこう切り出しました。
「大八木監督は辞表を書いて学長に預けるべきだ」
そして中畑清さんも、
「9月のコーチの結婚式で監督辞任の発表をしたらいいのではないか」
と言い出しました。
大八木監督はこの時一番驚いたのは、長谷部学長の言動だったそうです。
長谷部学長は、
「あなたが辞表を書けば預かりますよ」
とはっきり発言をしました。
この発言については、
【退職勧奨・辞職強要意志の明らかな表明は、パワーハラスメント(パワハラ)という違法行為】
に該当してしまうようです。
大八木監督はなぜ「辞職勧告」を受けた?
なぜ大八木監督は辞職勧告を受けたのかと言うと、2016年に前陸上部長の訴えがあり調査したところ、大八木監督はスポンサー企業と年間契約をし、1千万円の報酬が大八木監督名義の銀行口座に振り込まれていたそうです。
2015年に大八木監督のスポンサー企業に国税の調査が入り、その支出先として陸上部の大八木監督の口座が調べれらました。
その結果、陸上部はみなし法人と判断され、数千万円の追徴金を支払うよう命じられたそうです。
追徴金とは?
行政法上、租税その他の公課について納付すべき金額を納付しない場合に徴収する金銭 。
引用:コトバンクより
こういった不正が見つかったことで、大八木監督は学長や中畑清さんらに「辞職勧告」を告げられたという事です。
そして、この大八木監督に対する辞職勧告が『パワハラ騒動』となったのです。
結果的にこの問題で大八木監督の辞職はなく、この騒動の真相は続報がないまま現在に至っています。
そして、2023年の箱根駅伝で駒澤大学が優勝しました!
【 #箱根駅伝 】 #駒澤大学 が史上5校目の大学3冠を達成 3度胴上げされた大八木弘明監督は「感無量ですね」と満足 https://t.co/gyHXoaYkwp #箱根駅伝 #スポーツ報知 pic.twitter.com/whyreTB21U
— スポーツ報知・箱根駅伝情報 (@hochi_hakone) January 3, 2023
駒沢大学駅伝「大八木監督」3月に引退との関係は?
2023年箱根駅伝で優勝した駒澤大学ですが、大八木監督は優勝会見の最後に
「私事なんですけども、今年で監督を退きます。3月で終わりです。明日から藤田と交代します」と明かしました。
駒大・大八木監督が勇退へ – 弘前経済新聞 / https://t.co/vHtAFIwac7 #勇退 #引退 #辞任 pic.twitter.com/1mNuKFfDSF
— 引退ニュース速報 (@retirement_jp) January 3, 2023
大八木監督は1年前には引退をほのめかす発言をしていたそうです。
監督から勇退をほのめかされたのはちょうど1年前。前回大会で総合3位に終わった後のゴール近くの待機所だった。「そろそろもう終わりかもしれない」。そして昨年の夏合宿。山野主将、円副主将とともに呼ばれ、今度はしっかり伝えられた。「そろそろオレも辞める。体が動かなくなってきた。藤田(ヘッドコーチ)に預けようと思う」。大八木監督は男泣きしながら続けた。「これで終わるから、どうしても3冠したい」。田沢は監督の涙に「久々に全日本で勝った時に泣いていたけど、あまり見たことはない」と明かした。「監督は情がありますよ。言われたら応えるしかない」。3冠へのギアを入れ替えた。
引用:日刊スポーツ
結果、出雲、全日本、箱根の3冠を叶えた駒澤大学。
大八木監督は本当に嬉しかったでしょうね!
後任監督は、教え子でマラソン元日本記録保持者の「藤田敦史コーチ」となることも決定しています。
【第14回世田谷ハーフ】
藤田敦史コーチ(駒澤大) pic.twitter.com/W1mgKfAxxN— なかやまけいすけ (@919_keisuke) November 10, 2019
大八木監督の引退が、先ほど挙げた『パワハラ騒動』との関係があるのかはご本人からも発言がないため不明です。
引退理由については今後取材などで明かされるかもしれませんね。
1月4日追記情報!
大八木監督は2023年4月から、駒沢大学陸上部の「総監督」となることがわかりました。
監督を辞する理由として、
「私も65歳になる。女房(寮母を務める京子さん)も休んでもらいたい。私が退任しないと休んでもらえない」
という理由も明かしていました。
勇退の駒大・大八木監督 寮母を務める妻を気遣う「私が退任しないと休んでもらえない」(スポニチアネックス)#Yahooニュース
https://t.co/XpHkOVzobI— Taira So (@sotaira19991006) January 4, 2023
まとめ
今回は、「駒沢大学駅伝大八木監督のパワハラ騒動とは?3月に引退との関係は?」についてまとめてみました。
大八木監督のパワハラ騒動は、大八木監督がパワハラをしているのではなく、パワハラを受けたという内容でした。
その後、この問題についての続報がないため、追徴金を支払いおさまったのでしょうか。
監督引退前に、箱根駅伝優勝は本当におめでたいですよね!
勇退という言葉で幕引きができ、幸せな監督生活だったのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。